Sarah's Diary

UK POPの歌詞和訳と関連記事から英語を学びます

Electronic : Twisted Tenderness

youtu.be

 

You
Must think that I'm a fool
This twisted tenderness
Just leaves me cool
You've got me in a mess
You know it's true
Out in the wilderness
Here without you

君は

僕のこと愚か者だと思ってるだろ

このこじらせ気味の優しさのせいで

僕は冷静でいられるんだ

君のせいで混乱に陥ることもあるけど

その通りだよ

今はゴタゴタから距離を置いて

君から離れていられる

 

Right outside
It's a cruel world
Something happening, it's distracting
You're just bad news, girl

外の世界は

とても冷酷

事件が起こって かき乱される

君って

本当に困った人だね

 

Never let that feeling die
All you've got to do
Is tell a little lie (tell a little lie, tell a little lie)
Don't you know it's true?

その気持ちを失わないで

ちょっとだけ嘘を付けば

それでいいんだ

それが真実だって わからないかい?


I will never let you down
Spread this message all around
That I hope and that I pray
You can turn my life around

絶対に君を落ち込ませたりしないよ

このメッセージを広めるんだ

僕は願い 僕は祈ると

僕の人生を変えられるのは

君かも知れないんだ

 

Take
A look out there
We're under house arrest
And you don't care
We could always be friends
But you were careless right
'Til the end

ねえ

見てごらん

僕らは今 自宅監禁状態

友達でずっといられたかもしれないのに

君にはどうでもいいことなんだね

君って最後の最後まで

本当に無頓着だったね

 

I feel guilty
Oh, it's such a shame
It's frustrating, it's a sad thing
And there's no one else to blame

僕は罪悪感を感じてる

本当に嫌な気分だし

イライラするし 悲しい気分だよ

でも誰のせいにもできやしない

 

Never let that feeling die
All you've got to do
Is tell a little lie (tell a little lie, tell a little lie)
Don't you know it's true

その気持ちを失わないで

ちょっとだけ嘘を付けば

それでいいんだ

それが真実だって わからないかい?

 

I won't ever let you down
Spread this message all around
That I hope and that I pray
You won't take my love to town

絶対に君を落ち込ませたりしないよ

このメッセージを広めるんだ

僕は願い 僕は祈ると

でも君は僕の愛を

街に持って行こうとはしないんだね

 

Tell a little lie, tell a little lie
That's all you have to do
Is tell a little lie (tell a little lie, tell a little lie)
Don't you know it's true?

ちょっとだけ嘘を付けば

それでいいんだ

それが真実だって わからないかい?

 

Right outside
It's a cruel world
Something's happening, it's distracting
You're just bad news girl

外の世界は

とても冷酷

事件が起こって かき乱される

君って

本当に困った人だね

 

Tell a little lie, tell a little lie
That's all you have to do
Is tell a little lie (tell a little lie, tell a little lie)
Don't you know it's true?
Don't you know it's true (don't you know it's true?)
Don't you know it's true (don't you know it's true?)
Don't you know it's true (don't you know it's true?)
Don't you know it's true (don't you know it's true?)
Don't you know it's true?
Don't you know it's true?
Don't you know it's true?
Don't you know it's true?

ちょっとだけ嘘を付けば

それでいいんだ

それが真実だって わからないかい?

それが真実だって わからないかい?

それが真実だって・・・

 

 

 

 

【Words】

bad news   〔俗〕 迷惑な人、厄介者、嫌な人、よくトラブルを起こす人、要注意人物、危険な人物

turn someone's life around (人)の人生を変える[好転させる]、生活を一変させる

house arrest   自宅監禁・・・被告人が(拘置所ではなくて)自宅に監禁されること

 

 

【Note】

てらりろらい、てらりろらい~♪のメロディーが頭から離れません 笑

"Twisted" な優しさって、最初はなんだかピンと来なかったのですが、「こじらせ気味の」「ひねくれた感じ」って結構今っぽくて、リリースから20年でようやく腑に落ちた気がします 笑

 

Johnny Marr : Hi Hello

youtu.be

 

When are you coming up?

Get away now and don't look back

I'm gonna pick you up

Hear what you say

And you're going so fast

いつやって来るつもりなの?
今すぐ逃げ出して 後ろを振り返るな
僕が迎えに行ってやるから
君の話す声が聞こえて来る
君が素早く駆け出す
 

And I see you coming down that line

See the future for tomorrow's child

And I'll watch you when you're losing your mind

And you can't let go

君が真っすぐやって来るのが見える
明日の先にある将来を見るんだ
僕はどうにかなってしまいそうな君の姿を見守る
だから君は大丈夫 

 

All the places, all the steps you climb

Were off the beaten track

When you fall and keep on climbing

You never look back

君の行く先 君が上る階段は
普通の考えからはどうも外れてる
つまづいても上り続けるなら
後ろを振り返ってはダメだ

So, hi hello

Whatever you need, and wherever you go

I can't say no

Warm heartbeat any place we run

だから ねえ君
何でも君が必要なら どこでも君が行く先なら
僕はノーとは言えない
どこだって僕らの胸は 温かく高鳴る

 

And I see you coming down that line

See the future for tomorrow's child

And I'll find you when the lights are blinding

And you can't get home

君が真っすぐやって来るのが見える
明日の先にある将来を見るんだ
僕はまばゆい光の中で君を見つける
だから君は帰れない 

 

It's never soon enough

And forever's gonna come too fast

Time is calling us

Gets in the way and fools the past

決して早過ぎることはない 
永遠って時はすぐにやって来るから
時が僕らを呼んでいる
時が僕らを邪魔して過去を欺こうとしている

 

When there's nobody else around

On the train on the way from town

And you feel that you can't be found

And you can't let go

街から帰る電車の中で
周りに誰もいなかったら
きっと誰にも見つからずに済むかもね
だから君は大丈夫 

 

All the faces taking up your time

You say 'leave me alone'

It’s tomorrow, you're the future's child

And you know where to go

皆が君の時間を奪って行く
「放っておいて」と君が言う
明日には君も将来の一部になる
そして君には行くべき先が分かってる

 

So, hi hello

Whatever you need

And wherever you go

I can't say no

Walk our street any day you want

だから ねえ君
何でも君が必要なら どこでも君が行く先なら
僕はノーとは言えない
いつでも君のいい時に 僕らの道を歩こう

 

And I see you coming down that line

On the street, all alone at night

And I'll find you if you're losing your mind

And you can't let go

君が真っすぐやって来るのが見える
外では 夜になると全てが孤独
どうにかなってしまいそうなら 僕が君を見付ける
だから君は大丈夫 

 

No, I won't let go

Hi hello

Hi hello

大丈夫 君を手放したりしない

 

 

【Words】

beaten track   [比喩] 常識的な[他の人と同じ]やり方

※ "let go" が多用されておりますが、文脈で対象物を想像(補完)しています。私の考え方は以下の通り。

☞ And you can't let go(of yourself)=君をおかしくなるようにさせない

☞ No, I won't let go(of you)

 

"Hi Hello" ってシンプルな表現ですが、「挨拶」と言うよりは、既に強い絆で結ばれている関係性の相手に対する「呼び掛け」と考えます。

 

【Note】

“Call The Comet’ is my own magic realism,” says Marr. “It’s set in the not-too-distant future and is mostly concerned with the idea of an alternative society."

"The characters in the songs are searching for a new idealism, although there are some personal songs in there too. It’s something that people like me can relate to.”

「Call The Comet には、僕が考えるリアリズムのマジックを込めたんだ。設定は遠すぎない未来で、オルタナティブな社会がどういうものかという考えに関係している」

「個人的な曲もあるけど、新しい理想主義を追求しているのが、このアルバムに登場するキャラクター達だ。僕のような人間なら共感できるはずさ」(Radio-Xの記事より)

 

来月リリース予定の新アルバムより。現在アルバムのプレローンチツアーでヨーロッパを回っているジョニー・・・リリースされたら是非来日公演も実現して欲しいです。


流麗で切ないメロディラインと、PVで使われているGibsonの12弦ギター(!)が曲に一層の情緒を与えています。歌詞の内容的にも、弱った心に優しく寄り添ってくれるような存在感の一曲。

 

2017.10.27 : ジョニー・マーが語る デジタル時代のクリエイティビティ

 

youtu.be

 

0:20(倉庫のような広いスペースの奥で、ジョニーがひとりギターを弾いている)

 

いくつかコードが弾けるようになった瞬間から、楽器を弾くってことは何かを生み出すことをひたすら追求する作業だと感じてた。

 

ギターって本当にクリエイティブで、アーティスティックなものを生み出すための手段として使っていたんだ。

 

ザ・スミスの時は、ここから実際に歩いて1マイルばかりのマンチェスターのスタジオだった。本当に僕にレコーディングができるのかどうか、って感じでみんな見てたね。

 

初期の頃は何人かのプロデューサーを起用して、僕には彼らがお手本のように見えてた。まるで水を吸収するスポンジのように、彼らをメンターにして実にいろいろなことを学んだよ。

 

 

1:30(リハーサル中のジョニー。座ってバンドメンバーに指示を出している)

「ここは2回ループにできるかな?ここのフェイズで。プログラムをここに入れれば、パッドをたたいた時にループが続いて行って、フェイズが上からかぶって来るでしょ」

 

僕はどんなアイディアでもレコーディングしてみることにしているんだ。アイディアがどんな風に展開して行くかは分からないから。

 

レコーディングで一番いい方法は、とにかく腕まくりをして、元々できたことみたいにすましているのがいいんだ。

 

テクノロジーの進化で、僕の作業方法も劇的に変わった。80年代のデヴィッド・ホックニーが現在のテクノロジーを使っていたら、全く新しいものが生まれただろう。僕はピカソが好き。なぜかって言うと、インスピレーションの存在を信じてて、でも作業するのは人間自身だって言うところ。僕にもそういう経験がある。

 

映画の仕事でサントラに取り組んでて、クリストファー・ノーランとかハンス・ジマーなんかとこの6-7年くらいかけてやっていたんだけど、それって僕にとっては新しいスキルになったし、今でもすごく楽しくて、学べるものは何でも学んでみたいと思ってる。

 

だから、完全にはまだ理解できていないことこそ、すごくヒントになるって言うのが僕の考え方なんだ。

 

 

2:52 (ミキサーとマシンに向かっているジョニー。アメリカの女性詩人Mary Oliverの詩 "Today" を朗読する女性の声が流れている)

(女性の声)「距離、沈黙。寺院のドア・・・」

コラボレーションって言うのは新しい体験のきっかけだし、インスピレーションになる。

(女性の声)「今日の私は低く飛んでいる 呪いを野心と言う名の睡眠に誘おう 世界はしかるべき方向へと向かい行く 庭のミツバチが少し羽音を立て 魚は跳ね ブヨは餌食となる しかし私は日がな休息し 羽毛のようにおとなしく過ごす そして今 せわしなく動き回り はるかな距離を旅し続ける」

 

バンドと言う形は至上のコラボレーションで、あと3人とか4人とか5人とかのメンバーと一緒にいると、それはチームなんだ。ラッキーなことに僕はバンドアニマルな人間だから、チームで一緒にやるのが好きなんだよね。性格的にも、バンドでやるのがすごく向いていると思うし、15歳の時からずっとザ・スミスとか、それからニュー・オーダーのバーナード・サムナ―とやったエレクトロニックとか、いい感じでやって来れていると思う。それから、既にあるチームに参加して、上手くフィットするように探って行くやり方も、僕の気性に合ってる感じがするね。

 

アイディアを、ほかのアートや分野や領域から学んで、自分のプロジェクトに当てはめてみるって言うのも、やってみると大体いつも面白い。

 

 

4:16 (スタジオのミーティングルームでチームと話し合うジョニー。モノクロのシーン)

わかんないけど、皆ここの3倍か4倍くらいの広さのアパートに住んで、月に50ドルの家賃だったんだよ。温水は出ないし、食べるものもないし、今思うと本当にすごいのは、アートで身を立てた人たちって言うのは、男も女も皆アイコニックなんだよね。

でもそれまでは(けたたましく女の携帯が鳴る)、自分たちが1セントも稼げるかどうかすらわかってなかったんだろうね。儲かるか、じゃなくて、純粋に好きだって気持ちでやってたんだと思うよ。

 

皆子どもじゃないし、一番若くても、ラウシェンバーグがたぶん30代そこそことか、それくらいだったんじゃない?

 

僕は面白い時代を生き抜いてきたと思う。デジタル革命が巻き起こって、デジタルテクノロジーのおかげで、こういう複雑なマシーンと原始的なつくりの初期のギターをどう融合させるか、実験してみることができた。こういう実験を通じて、僕のギタースタイルも発展させることができたし、自由になれたと思う。

 

24歳の時にエレクトロニックと言うバンドにいて、バンドの名前が示す通り、ニュー・オーダーのバーナード・サムナー、ペットショップボーイズのニール・テナント、おまけにクラフトワークカール・バルトスとまで一緒に仕事ができた。皆現代のミュージックシーンでは最先端のテクノロジーを知り尽くしているメンバーだ。

 

 

5:52 (壁に貼られたSheila Take A Bow、Big Mouth Strikes Again、Meat Is Murderのポスター)

想像力と人間のハートと魂。こうしたものが0か1か集まって、時に素晴らしく、時に偶然に繋がり合って、他の人間が心打たれる作品へと発展して行くんだと僕は思う。

 

 

 

【Words】

temperament  気質、性分、気性
intricate  構造が複雑な

 

【Note】

Microsoft in Business」と言う、一見ジョニー・マーとは縁遠い響きのアカウントに、ショートムービーのような内容の動画を見つけました。

マンチェスターにあるジョニーのスタジオの様子が垣間見れるほか、(私はあまり詳しくありませんが)様々な歴代のサウンド機器やポスター等も楽しめて、制作の舞台裏を少し見せてもらった気分。

いつにも増して真摯に語るジョニーの姿、ギタープレイの時とは違う「社会人の男」な一面を感じます。

 

 

 

2016.11.4 : ジョニー・マー、エレクトロニック再結成について語る

www.nme.com

 

「ないとも言い切れない」

 

バーナード・サムナーとエレクトロニックを再結成する潜在的な可能性について、ジョニー・マーが語った。

 

ニュー・オーダーの主役とジョニーは、1988年に強力なシンセポップデュオを結成。3枚のアルバムをリリースし高い評価を得たが、1999年のアルバム「ツイステッド・テンダネス」を最後に活動休止している。

 

再結成によるツアーや新曲のレコーディングの噂、および希望的観測が今なお囁かれているエレクトロニックだが、元スミスでソロでも活躍する(ジョニー)マーはこうした見方にもオープンな姿勢を見せている。

 

エレクトロニック再結成について問われると、ジョニーはNMEに対してこのように答えた:「ないとは言わないけれど、ドラムマシンの問題が少しあって・・・法律的なことなんだけどね」「取説があればまた集まれるんだけどなあ・・・バーニーも僕も使い方を思い出せなくてさ」とジョークを飛ばした。

 

最近のソロツアーで、ジョニーはエレクトロニック往年の名曲「Getting Away With It」を披露している。ジョドレルバンクでバーナードを舞台に招いて一緒にプレイしたのは2013年のことになる。(Note欄参照)

 

その後ジョニーは、2008年にモリッシーと再会し、スミス再結成の可能性について話し合ったことを明かしているが、その後実現することはなかった。また、ジョニーは今週、モリッシーEU離脱支持やナイジェル・ファラージュにめぐる衝撃発言*からは距離を置く姿勢を示している。

 

「そのことは忘れようと思って」とジョニーは語る。「直接聞いたわけじゃないし、もしモリッシーが本当にファラージュ支持だったとしても、そんなのはほんのわずかな難点に過ぎない。誰でもわかることだよ」

 

ジョ二―は今週、「ジョニー・マー自伝 ザ・スミスとギターと僕の音楽」を出版予定。11月7日にはマンチェスター・ロイヤル・ノーザン音楽大学、11月10日にはロンドン バービカンのミルトン・コートで著書についてトークを行う予定。

 

 

 

*2013年にモリッシーは、EU離脱の急先鋒であるイギリス独立党の党首ナイジェル・ファラージュ支持を明言し物議を醸した

www.independent.co.uk

 

 

 

【Words】

drawback(名)障害、不利、欠点、難点

hear second hand  人づてに聞く

 

【Notes】

文中にある、2013 Jodrell Bankでの共演 "Getting Away With It"

5:05あたりでうっかり歌い出そうとするバーニーおじさんですが、まだ間奏が続くことに気づいて頬っぺたを膨らませております。(可愛い・笑)
その後 "Here we go” とか何とか、出だしを教えてあげるジョニー。美しい・・・

 

かみさま、おねがいですからなかよしのライブが1どでもみたいです。

いちファンより。涙

 

 

 

Johnny Marr : Easy Money

youtu.be

 

I used to want it all
And that's money money
That's money money
That's money money

昔とにかく 手にしたかったもの
それは 金、金
金、金
金、金


Watching the windfall
And that's only money
That's money money
That's money money
棚ボタを期待してた
単に金のことだから
それが金
金、金ってもんさ


That's no way to serve
No way to serve
No way to serve nobody
There's no benefit
There is no benefit
No way no benefit somebody
That's not any cents
No innocence
No way, no way to sex, no way no
That's no way to serve
That ain't no way, no sir
そんな物 役に立たない
役に立たない
誰の役にも立たないのに
何のメリットもない
メリットなんてない
誰にもメリットがないのに
1セントすらもない
世間知らずなんかじゃいられない
とてもセックスなんて無理 どうしようもない
金なんて役に立たないから
そう 八方塞がりなんだ

Working for it all
But it's money money
It's money money
It's money money
こんなに努力して
全ては金、金のため
金、金
金、金

 

Watching the windfall
But it's only money
That's money money
That's money money
棚ボタを期待してた
単に金のことだから
それが金
金、金ってもんさ


Used to walk the street
And it's money money
It's money money
It's money money
外を歩く時もとにかく 考えてたのは
金、金のこと
金、金
金、金


Cash for the fantasy
Cause it's money money
That's money money
That's money money
夢を見るにも金が要る
それが金、金ってもんだから
それが金、金
金、金ってもんさ


No checks, no loan, no rent to pay
It's gone today
How to accumulate
小切手もローンも家賃も払えない
今日には手遅れ
どうすれば貯まるんだ


There's not any cents
There is no innocence
There is none in commerce no baby
It's all an expense
No way to pounds or cents
No way to ever burden nobody
It's just all expense
No way to earn except
There is no innocence, no baby
That's no way to hurt
That ain't no way, no sir
1セントすらない
世間知らずでなんかいられない
売れるものなんか何もない
全ては出費
ポンドもセントも稼げない
誰かに面倒を押し付ける訳にも行かない
全ては出費になるだけ
稼げる方法もないし
でも世間知らずのままでいる訳には行かないんだよ
誰かを傷つけることもできないし
そう 八方塞がりなんだ


Cash for the fantasy
Cause it's money money
That's money money
That's money money

夢を見るにも金が要る
それが金、金ってもんさ
それが金、金

 

Cash for a degree
And that's money money
That's money money
That's money money
学位を取るにも金が要る
それが金、金ってもんさ
金、金


Working for it all
But it's only money
That's money money
That's money money

こんなに努力して
全ては金、金のため
それが金、金
金、金ってもんさ


Watching the windfall
Cause that's easy money
That's easy money
That's easy money
棚ボタを期待してた
だってそれが 楽して儲ける方法だから
楽して儲けるなら
それしかない

No spend, no sum, no lays, no claim
And there's no pain to play
No free fortunes, so let's just slave
No rainy day better come this way

支払いも決算も 主張できる所有権もない
だから遊ぶのに悩みもない
楽して手に入る財産なんてないから
必死に働こうぜ
これよりましな雨の日もないさ

 

Working for it all
But it's only money
That's money money
That's money money

こんなに努力して
でも単なる金、金にのことに過ぎない
それが金、金
金、金ってもんさ


Watching the windfall
Cause that's easy money
That's easy money
That's easy money
棚ボタを期待してた
だってそれが 楽して儲ける方法だから
それが楽して儲ける
金ってもんさ

 

 

【Words】

 お金関係の言葉がいっぱい!

 

【Note】

  「人生においてお金なんて大切じゃない」という理念と、日々様々な支払いに追われ、お金を意識せざるを得ない現実との乖離。わかる、わかる気がします・・・

 

    このhiatus(音楽をしばらく聴いていなかった10年以上)で最も驚いたことの一つは、ジョニー・マーのソロプロジェクトでした。The Smiths 脱退以降、Electronicを除いては The The や Pretenders にちょこちょこ参加しているイメージが強かったので。

 

    私が思うに、ジョニーの格好良さと言うのは、衒いのない「雰囲気二枚目」であることに尽きる気がします。聴かせるギターは言うまでもないですが、色んなインタビュー記事を見ても発言が真摯だし、友達も大切にしてるし、何より音楽が大好きなんだろうな、と感じます。

 

    敢えて言うと、ジョニーがソロで演じる The Smiths に少々違和感が拭えないのは、格好良すぎるからなんだもの。比べても仕方ないですが、あの屈折した繊細な歌詞には、ジョニーの男らしい声よりもやっぱり「若かりし」Morrisseyの声が似合うかなと思ってしまう次第。

 

    だから、こう言うバッキバキのロック!なナンバーこそ、ジョニーの正統派に恰好良い一面が見られて素敵だなと思うのです。

 

個人的にこのカットが好き(2:29あたり)
☛キャメロン元首相に派手にガンを飛ばすジョニー

f:id:sarah_noir:20180518152437j:plain

そんなに嫌いなんか・・・と言う 笑
私がキャメロンなら心砕けますね。ああ、片思い。

fac348.hatenadiary.jp

The Smiths : There Is A Light That Never Goes Out

 

youtu.be

 

Take me out tonight
Where there's music and there's people
And they're young and alive
Driving in your car
I never never want to go home
Because I haven't got one
Anymore

今夜は一緒に出掛けようよ

音楽が掛かっていて 若く生きてるって感じの人がいるところへ

君の車に乗って

家には絶対帰りたくない

僕にはそんなもの

もうないから

 

Take me out tonight
Because I want to see people and I
Want to see life
Driving in your car
Oh, please don't drop me home
Because it's not my home, it's their
Home, and I'm welcome no more

今夜は一緒に出掛けようよ

人に会いたいし 生きてるって実感したい

君の車に乗って

お願いだから 家には下ろさないで

だってあの家はもう 僕の家じゃない

もう誰も待ってやしないんだ

 

And if a double-decker bus
Crashes into us
To die by your side
Is such a heavenly way to die
And if a ten-ton truck
Kills the both of us
To die by your side
Well, the pleasure - the privilege is mine

もしダブルデッカーが 僕らに突っ込んで来ても

君の隣で死ねるなら

何て美しい死に方なんだ

10トントラックが 僕らを撥ね殺しても

君の隣で死ねるなら

それは喜び・・・僕だけの特権 

 

Take me out tonight
Take me anywhere, I don't care
I don't care, I don't care
And in the darkened underpass
I thought oh God, my chance has come at last
(but then a strange fear gripped me and I
Just couldn't ask)

今夜は一緒に出掛けようよ

行先はどこでもいいから

どこでも、本当にどこでもいいんだ

地下道の暗がりで

ついに、チャンスが訪れたと思ったよ

(でもその時 突然不気味な恐怖に襲われて

どうしてもお願いできなかったんだけど)

 

Take me out tonight
Oh, take me anywhere, I don't care
I don't care, I don't care
Driving in your car
I never never want to go home
Because I haven't got one, da...
Oh, I haven't got one

今夜は一緒に出掛けようよ

行先はどこでもいいから

どこでも、本当にどこでもいいんだ

君の車に乗って

家には絶対帰りたくない

僕にはそんなもの もうないから

もうないんだから

 

And if a double-decker bus
Crashes into us
To die by your side
Is such a heavenly way to die
And if a ten-ton truck
Kills the both of us
To die by your side
Well, the pleasure - the privilege is mine

もしダブルデッカーが 僕らに突っ込んで来ても

君の隣で死ねるなら

何て美しい死に方なんだ

10トントラックが 僕らを撥ね殺しても

君の隣で死ねるなら

それは喜び・・・僕だけの特権

 

Oh, there is a light and it never goes out
There is a light and it never goes out
There is a light and it never goes out
There is a light and it never goes out
There is a light and it never goes out
There is a light and it never goes out
There is a light and it never goes out
There is a light and it never goes out
There is a light and it never goes out

ああ、絶対に消えない光が僕には見える

絶対に消えない光、

絶対に消えない光が・・・ 

 

Written by Steven Morrissey, Johnny Marr • Copyright © Warner/Chappell Music, Inc, Universal Music Publishing Group
 

 

 

【Words】

privilege(名詞)1.特権、恩恵 2.免責特権、特典

【Note】

初めてロンドンに行った時に、ずっと脳内で再生していた曲。ダブルデッカーが突っ込んで来てもロンドンで死ねるならそれでいいや、と破滅的な感傷に浸ってましたが・・・当然そんな事は起こらなかった 笑

サビの歌詞が最高にMorrissey的で・・・自分の葬式で流してほしい曲リストの筆頭ですね。

 

 

▼おまけ(2018.5.18)

ジョニーの(セルフ)カバー・・・円熟


The Killersによるカバー・・・憧憬


Passengerによるカバー・・・味わい

(再生回数がスゴイ!!)

 

 

 

2018.4.2 : Blue Mondayのジャケットに秘められたメッセージ

www.radiox.co.uk

 

史上最も高額なシングルのカバー。「どんな気分だい?」でおなじみのあの曲。しかし、12インチのスリーブをより深く理解するための「鍵」とは?

 

ラジオXにとっては「ブルー・マンデー」と言えば一つしかない。それがニュー・オーダーのブルー・マンデーだ。

1983年の3月にリリースされたこの曲は、前身バンドであるジョイ・ディヴィジョンとの比較から彼らがついに突き抜けることになった、記念碑的な作品である。

ジョイ・ディヴィジョンはハードロックのエッジを利かせたゴシック的サウンドを生み出したが、イアン・カーティスが1980年5月に自殺した後、バンドは再結成により「Movement」をリリース。しかし、これはオリジナル版の空虚なコピーと見なされ、高い評価を得ることはなかった。

「ブルー・マンデー」でバンドはシンセサイザーシーケンサー、ニューヨークのダンスシーンのサウンドを取り入れることとなった。1982年はほぼワールドツアーに費やし、ニューヨークでは最先端のクラブで最高のサウンドを吸収したのだ。

 

ファクトリーレコードのデザイナーであるピーター・サヴィルは、リハーサル中の彼らをスタジオに訪ねた際、サウンドを生み出しているその機器にまず魅了されたと語っている。

「テーブルの上から、その素晴らしいものを手にしてみたんだ」とサヴィルは2005年のMojoマガジンのインタビューに語っている。「ドラムのスティーブ・モリスが『フロッピーディスクだよ、見たことない?』と言ったんだ」

「僕はフロッピーディスクを見ながら、『ブルー・マンデーを聞きながらロンドンまで戻っていい?』と尋ねた。バンドの新しい方向性とフロッピーディスクの間に、なんだか本質的な関係性を見た気がしたんだ」

「M1(ロンドンまで続く高速道路)を下りる頃には、ブルー・マンデーのジャケットはフロッピーディスクに決まりだと思ったね」

そしてシングルのカバーは生まれた。実際は5インチのフロッピーディスクは12インチサイズのカードに加工され、銀色のインナースリーブが入り、フロッピーディスクと全く同じ位置に穴が開けられた。

しかし、右側のカラーブロックは何を意味しているのだろう。ただの飾りに過ぎないのだろうか?

 

答えはノーだ。サヴィルは、「ブルー・マンデー」とその収録アルバムである「権力の美学」のスリーブとの間に、何らかの繋がりを持たせたかった。「権力の美学」のジャケットは1890年代の絵画、アンリ・ファンタン=ラトゥールの「籠いっぱいの薔薇」をフィーチャーしたものだ。

サヴィルはこの絵画を構成する色彩を細かく取り出し、アルバムの裏面に「カラー・ホイール」を作り出した。

サヴィルはこう語る「色でアルファベットを表現するアイディアは、フロッピーディスクはコード変換された情報が入っていることから思いついた。タイトルをコード変換してみてはどうかと思って。それでアルファベットを色彩のコードに変換したんだ」

しかし、これが「ブルー・マンデー」とどう関係あるのだろう?

カラー・ホイールには26色が使用されている。1つ1つの色がアルファベットを表現しているのである。最初の9色は数字。

New Order Colour Wheel

よって、ブルー・マンデーの表面・背面にある各ブロックの色を文字に読み換えると、シングルのタイトル、B面のタイトル、バンドの名前が読み取れることになる。

 

表面はこうだ。

 

F A C 73

B L U E

M O N D A Y

A N D

 

フリップ部分は

T H E

B E A C H

N E W

O R D E R

 

しかし、コストの面でちょっとしたいたずらが起こった。特色使い、シングルスリーブの穴と言った特殊加工が多額になってしまったのだ。これが噂になり―――映画「24アワーズパーティーピープル」でも語られているように、レコードが売れれば売れるほどレーベルは損をすると言う、ファクトリーレコードの逸話になってしまった。そして、「ブルー・マンデー」が史上最も売れた12インチになるにつれ、ファクトリーはその財産を失うことになったのだ。

サヴィルはこのエピソードが「誇張されている」と考えている。「トニー・ウィルソンはこの『プリントの神話(刷るほど損する)』の大いなるサポーターだった。誰かが売値を見合うようにしろと言ってくると思ったけど、たぶん請求書が来るまで誰もコストを知らなかったんだと思うよ」

 

 

【Words】

impart    ~を知らせる、~を開示する

shenanigan(話)悪ふざけ(通例複数形shenanigans)

exponent  (思想などの)主唱者、主導者、擁護者

 

【Note】

今なら誰かしっかりした人が「初版限定」にするとか策を考えそうですが・・・ファクトリーのメチャクチャぶりは、フッキ―の自伝を読むとよ~くわかります 笑
でもその無茶が、数々の伝説につながって行ったんですね。