2018年9月 イギリス旅行:③Peter Hook & The Light ライブ編
最後に、今回の旅の一番の目的、Hookyのライブ。
半年以上前からチケットを取っていたのに、11月にロンドンでNew Orderのライブがあると知って軽くショックを覚えたのは内緒。笑
そしてイギリスに着いてからも、会場が変わる(3日前なのに…)と言うサプライズ。Camden TownにあるElectric Ballroomと言う老舗ナイトクラブで、その昔JDやThe Smithsもライブをしたことがあるそう。
39年前にもJDでライブをやった、カムデンの老舗Venueのようです
改装したてなのか?今っぽいエントランスでした。(横でごめんなさい)
開場前には、往年のファンが入場待ちの列を作っていましたが、この画像に写っているのはダフ屋さん達。
私もライブ自体が相当久しぶりでしたが、3時間って!本当にやれるの?と思ったり
日本ではすっかり売り切れていた、NOコラボモデルのドクター・マーチン。
現地のショップで最後の一足を入手できて、ファンの方から「素敵な靴だね!」と声を掛けて頂いたのが嬉しかった。
大変丁寧な音楽ファンの方の参戦記がありましたので、参考までに。
ライブは全30曲と言う大盤振る舞いで、JDリスト➡"Technique"➡"Repulic"➡アンコール、と言う流れでした。ライブハウス的な距離感で実際のHookyを見た感想は「喧嘩がものすごく強そうな、荒くれオヤジ」。
・・・・・怖いから!!笑
見るからに腕っぷしが強そうだとは思っていましたが、最後にTシャツを脱いで観客に投げていたのは、自信の表れに他ならない、と思う。
印象に残った曲をいくつか。
- Fine Time
打ち込み感バキバキのTechniqueをライブで再現するのは、やっぱり並大抵のことじゃないんだなと・・・ "Fine Time"のイントロの主旋律が聴こえた瞬間「あれはピアニカ?」(良く見えなかったけどたぶんそうだと思う)・・・微かに脱力したのは否めません。
近年、NOのライブではTechniqueの曲は封印されているようですが、NOのライブではどんな感じだったんだろう?
- World In Motion
ご存知の通り、90年ワールドカップのアンセムとして発売され、現在のところNO唯一の全英No.1ヒットシングル。この曲って、NOの中では比較的評価されていない部類かと思っていたのですが・・・それまでと盛り上がり方の質が違っていて。「あ、そうか、ここはサッカーの国だった」と実感した1曲 笑
周りの人もみなビールを片手に踊りまくり。”En-g-laand!!”の大合唱に合わせて飛んでくる泡を浴びながら、楽しませて頂きました。
- Temptation
スタジオ版からの良い意味でギャップがある、ライブで聴くとやたらテンションが上がる曲と言えば、これではないでしょうか。やっぱり合唱できるサビとコーラス("Woo-wo-wo-woo"のとこ)がポイントかな。オーディエンスの一体感が素晴らしいです。
- LWTUA
イアンとバーニーのボーカルでしか聴いたことがなかったため、いささかの衝撃が。
いえ、勿論フッキ―のベースラインなくしてこの名曲は成立しないのですが、彼の野太く力強い声がボーカルを取った瞬間、違う曲かと思うほどのインパクトを感じました。彼自身もそれを分かっていて、イアン&バーニー色を払拭しようと言う意識が働いているのかもしれませんが・・・内省的と言うよりは、些か物理的な強さが先に立っているように感じられて。
個人的には、この曲はやはり繊細な苦悩の曲であってほしいので、胸中は複雑でした。笑
ライブの内容もさることながら、私にとっては初の海外参戦だったので、何だかオーディエンスが印象的で。当たり前かもしれないけど、やはり合唱の声がデカい。日本のオーディエンスは静か、と言うのは英語の問題だけでなく、そもそもライブを楽しむ上でテンションが違うからだと思わずにいられません。彼らは自分が楽しむことが第一義のように感じたけど、日本人はもっと演奏をちゃんと聴こうとしていると思う。勿論文化の違いであって、どちらが良いという事はないですけど、その違いが面白い。
また、男女とも両手にビール&踊りまくり。マーチンを履いて行かなかったら、足は踏まれるわ、ビールがこぼれてグチャグチャのフロアで、大変なことになっていたかも。見たところ、男性が8割以上?で野太さも相当すごかったし。私は専ら壁に寄っかかって見ていましたが、押しつぶされないためには致し方なかった・・・
今度は、New Orderを是非見たいです!