Sarah's Diary

UK POPの歌詞和訳と関連記事から英語を学びます

2016.11.4 : ジョニー・マー、エレクトロニック再結成について語る

www.nme.com

 

「ないとも言い切れない」

 

バーナード・サムナーとエレクトロニックを再結成する潜在的な可能性について、ジョニー・マーが語った。

 

ニュー・オーダーの主役とジョニーは、1988年に強力なシンセポップデュオを結成。3枚のアルバムをリリースし高い評価を得たが、1999年のアルバム「ツイステッド・テンダネス」を最後に活動休止している。

 

再結成によるツアーや新曲のレコーディングの噂、および希望的観測が今なお囁かれているエレクトロニックだが、元スミスでソロでも活躍する(ジョニー)マーはこうした見方にもオープンな姿勢を見せている。

 

エレクトロニック再結成について問われると、ジョニーはNMEに対してこのように答えた:「ないとは言わないけれど、ドラムマシンの問題が少しあって・・・法律的なことなんだけどね」「取説があればまた集まれるんだけどなあ・・・バーニーも僕も使い方を思い出せなくてさ」とジョークを飛ばした。

 

最近のソロツアーで、ジョニーはエレクトロニック往年の名曲「Getting Away With It」を披露している。ジョドレルバンクでバーナードを舞台に招いて一緒にプレイしたのは2013年のことになる。(Note欄参照)

 

その後ジョニーは、2008年にモリッシーと再会し、スミス再結成の可能性について話し合ったことを明かしているが、その後実現することはなかった。また、ジョニーは今週、モリッシーEU離脱支持やナイジェル・ファラージュにめぐる衝撃発言*からは距離を置く姿勢を示している。

 

「そのことは忘れようと思って」とジョニーは語る。「直接聞いたわけじゃないし、もしモリッシーが本当にファラージュ支持だったとしても、そんなのはほんのわずかな難点に過ぎない。誰でもわかることだよ」

 

ジョ二―は今週、「ジョニー・マー自伝 ザ・スミスとギターと僕の音楽」を出版予定。11月7日にはマンチェスター・ロイヤル・ノーザン音楽大学、11月10日にはロンドン バービカンのミルトン・コートで著書についてトークを行う予定。

 

 

 

*2013年にモリッシーは、EU離脱の急先鋒であるイギリス独立党の党首ナイジェル・ファラージュ支持を明言し物議を醸した

www.independent.co.uk

 

 

 

【Words】

drawback(名)障害、不利、欠点、難点

hear second hand  人づてに聞く

 

【Notes】

文中にある、2013 Jodrell Bankでの共演 "Getting Away With It"

5:05あたりでうっかり歌い出そうとするバーニーおじさんですが、まだ間奏が続くことに気づいて頬っぺたを膨らませております。(可愛い・笑)
その後 "Here we go” とか何とか、出だしを教えてあげるジョニー。美しい・・・

 

かみさま、おねがいですからなかよしのライブが1どでもみたいです。

いちファンより。涙

 

 

 

Johnny Marr : Easy Money

youtu.be

 

I used to want it all
And that's money money
That's money money
That's money money

昔とにかく 手にしたかったもの
それは 金、金
金、金
金、金


Watching the windfall
And that's only money
That's money money
That's money money
棚ボタを期待してた
単に金のことだから
それが金
金、金ってもんさ


That's no way to serve
No way to serve
No way to serve nobody
There's no benefit
There is no benefit
No way no benefit somebody
That's not any cents
No innocence
No way, no way to sex, no way no
That's no way to serve
That ain't no way, no sir
そんな物 役に立たない
役に立たない
誰の役にも立たないのに
何のメリットもない
メリットなんてない
誰にもメリットがないのに
1セントすらもない
世間知らずなんかじゃいられない
とてもセックスなんて無理 どうしようもない
金なんて役に立たないから
そう 八方塞がりなんだ

Working for it all
But it's money money
It's money money
It's money money
こんなに努力して
全ては金、金のため
金、金
金、金

 

Watching the windfall
But it's only money
That's money money
That's money money
棚ボタを期待してた
単に金のことだから
それが金
金、金ってもんさ


Used to walk the street
And it's money money
It's money money
It's money money
外を歩く時もとにかく 考えてたのは
金、金のこと
金、金
金、金


Cash for the fantasy
Cause it's money money
That's money money
That's money money
夢を見るにも金が要る
それが金、金ってもんだから
それが金、金
金、金ってもんさ


No checks, no loan, no rent to pay
It's gone today
How to accumulate
小切手もローンも家賃も払えない
今日には手遅れ
どうすれば貯まるんだ


There's not any cents
There is no innocence
There is none in commerce no baby
It's all an expense
No way to pounds or cents
No way to ever burden nobody
It's just all expense
No way to earn except
There is no innocence, no baby
That's no way to hurt
That ain't no way, no sir
1セントすらない
世間知らずでなんかいられない
売れるものなんか何もない
全ては出費
ポンドもセントも稼げない
誰かに面倒を押し付ける訳にも行かない
全ては出費になるだけ
稼げる方法もないし
でも世間知らずのままでいる訳には行かないんだよ
誰かを傷つけることもできないし
そう 八方塞がりなんだ


Cash for the fantasy
Cause it's money money
That's money money
That's money money

夢を見るにも金が要る
それが金、金ってもんさ
それが金、金

 

Cash for a degree
And that's money money
That's money money
That's money money
学位を取るにも金が要る
それが金、金ってもんさ
金、金


Working for it all
But it's only money
That's money money
That's money money

こんなに努力して
全ては金、金のため
それが金、金
金、金ってもんさ


Watching the windfall
Cause that's easy money
That's easy money
That's easy money
棚ボタを期待してた
だってそれが 楽して儲ける方法だから
楽して儲けるなら
それしかない

No spend, no sum, no lays, no claim
And there's no pain to play
No free fortunes, so let's just slave
No rainy day better come this way

支払いも決算も 主張できる所有権もない
だから遊ぶのに悩みもない
楽して手に入る財産なんてないから
必死に働こうぜ
これよりましな雨の日もないさ

 

Working for it all
But it's only money
That's money money
That's money money

こんなに努力して
でも単なる金、金にのことに過ぎない
それが金、金
金、金ってもんさ


Watching the windfall
Cause that's easy money
That's easy money
That's easy money
棚ボタを期待してた
だってそれが 楽して儲ける方法だから
それが楽して儲ける
金ってもんさ

 

 

【Words】

 お金関係の言葉がいっぱい!

 

【Note】

  「人生においてお金なんて大切じゃない」という理念と、日々様々な支払いに追われ、お金を意識せざるを得ない現実との乖離。わかる、わかる気がします・・・

 

    このhiatus(音楽をしばらく聴いていなかった10年以上)で最も驚いたことの一つは、ジョニー・マーのソロプロジェクトでした。The Smiths 脱退以降、Electronicを除いては The The や Pretenders にちょこちょこ参加しているイメージが強かったので。

 

    私が思うに、ジョニーの格好良さと言うのは、衒いのない「雰囲気二枚目」であることに尽きる気がします。聴かせるギターは言うまでもないですが、色んなインタビュー記事を見ても発言が真摯だし、友達も大切にしてるし、何より音楽が大好きなんだろうな、と感じます。

 

    敢えて言うと、ジョニーがソロで演じる The Smiths に少々違和感が拭えないのは、格好良すぎるからなんだもの。比べても仕方ないですが、あの屈折した繊細な歌詞には、ジョニーの男らしい声よりもやっぱり「若かりし」Morrisseyの声が似合うかなと思ってしまう次第。

 

    だから、こう言うバッキバキのロック!なナンバーこそ、ジョニーの正統派に恰好良い一面が見られて素敵だなと思うのです。

 

個人的にこのカットが好き(2:29あたり)
☛キャメロン元首相に派手にガンを飛ばすジョニー

f:id:sarah_noir:20180518152437j:plain

そんなに嫌いなんか・・・と言う 笑
私がキャメロンなら心砕けますね。ああ、片思い。

fac348.hatenadiary.jp

The Smiths : There Is A Light That Never Goes Out

 

youtu.be

 

Take me out tonight
Where there's music and there's people
And they're young and alive
Driving in your car
I never never want to go home
Because I haven't got one
Anymore

今夜は一緒に出掛けようよ

音楽が掛かっていて 若く生きてるって感じの人がいるところへ

君の車に乗って

家には絶対帰りたくない

僕にはそんなもの

もうないから

 

Take me out tonight
Because I want to see people and I
Want to see life
Driving in your car
Oh, please don't drop me home
Because it's not my home, it's their
Home, and I'm welcome no more

今夜は一緒に出掛けようよ

人に会いたいし 生きてるって実感したい

君の車に乗って

お願いだから 家には下ろさないで

だってあの家はもう 僕の家じゃない

もう誰も待ってやしないんだ

 

And if a double-decker bus
Crashes into us
To die by your side
Is such a heavenly way to die
And if a ten-ton truck
Kills the both of us
To die by your side
Well, the pleasure - the privilege is mine

もしダブルデッカーが 僕らに突っ込んで来ても

君の隣で死ねるなら

何て美しい死に方なんだ

10トントラックが 僕らを撥ね殺しても

君の隣で死ねるなら

それは喜び・・・僕だけの特権 

 

Take me out tonight
Take me anywhere, I don't care
I don't care, I don't care
And in the darkened underpass
I thought oh God, my chance has come at last
(but then a strange fear gripped me and I
Just couldn't ask)

今夜は一緒に出掛けようよ

行先はどこでもいいから

どこでも、本当にどこでもいいんだ

地下道の暗がりで

ついに、チャンスが訪れたと思ったよ

(でもその時 突然不気味な恐怖に襲われて

どうしてもお願いできなかったんだけど)

 

Take me out tonight
Oh, take me anywhere, I don't care
I don't care, I don't care
Driving in your car
I never never want to go home
Because I haven't got one, da...
Oh, I haven't got one

今夜は一緒に出掛けようよ

行先はどこでもいいから

どこでも、本当にどこでもいいんだ

君の車に乗って

家には絶対帰りたくない

僕にはそんなもの もうないから

もうないんだから

 

And if a double-decker bus
Crashes into us
To die by your side
Is such a heavenly way to die
And if a ten-ton truck
Kills the both of us
To die by your side
Well, the pleasure - the privilege is mine

もしダブルデッカーが 僕らに突っ込んで来ても

君の隣で死ねるなら

何て美しい死に方なんだ

10トントラックが 僕らを撥ね殺しても

君の隣で死ねるなら

それは喜び・・・僕だけの特権

 

Oh, there is a light and it never goes out
There is a light and it never goes out
There is a light and it never goes out
There is a light and it never goes out
There is a light and it never goes out
There is a light and it never goes out
There is a light and it never goes out
There is a light and it never goes out
There is a light and it never goes out

ああ、絶対に消えない光が僕には見える

絶対に消えない光、

絶対に消えない光が・・・ 

 

Written by Steven Morrissey, Johnny Marr • Copyright © Warner/Chappell Music, Inc, Universal Music Publishing Group
 

 

 

【Words】

privilege(名詞)1.特権、恩恵 2.免責特権、特典

【Note】

初めてロンドンに行った時に、ずっと脳内で再生していた曲。ダブルデッカーが突っ込んで来てもロンドンで死ねるならそれでいいや、と破滅的な感傷に浸ってましたが・・・当然そんな事は起こらなかった 笑

サビの歌詞が最高にMorrissey的で・・・自分の葬式で流してほしい曲リストの筆頭ですね。

 

 

▼おまけ(2018.5.18)

ジョニーの(セルフ)カバー・・・円熟


The Killersによるカバー・・・憧憬


Passengerによるカバー・・・味わい

(再生回数がスゴイ!!)

 

 

 

2018.4.2 : Blue Mondayのジャケットに秘められたメッセージ

www.radiox.co.uk

 

史上最も高額なシングルのカバー。「どんな気分だい?」でおなじみのあの曲。しかし、12インチのスリーブをより深く理解するための「鍵」とは?

 

ラジオXにとっては「ブルー・マンデー」と言えば一つしかない。それがニュー・オーダーのブルー・マンデーだ。

1983年の3月にリリースされたこの曲は、前身バンドであるジョイ・ディヴィジョンとの比較から彼らがついに突き抜けることになった、記念碑的な作品である。

ジョイ・ディヴィジョンはハードロックのエッジを利かせたゴシック的サウンドを生み出したが、イアン・カーティスが1980年5月に自殺した後、バンドは再結成により「Movement」をリリース。しかし、これはオリジナル版の空虚なコピーと見なされ、高い評価を得ることはなかった。

「ブルー・マンデー」でバンドはシンセサイザーシーケンサー、ニューヨークのダンスシーンのサウンドを取り入れることとなった。1982年はほぼワールドツアーに費やし、ニューヨークでは最先端のクラブで最高のサウンドを吸収したのだ。

 

ファクトリーレコードのデザイナーであるピーター・サヴィルは、リハーサル中の彼らをスタジオに訪ねた際、サウンドを生み出しているその機器にまず魅了されたと語っている。

「テーブルの上から、その素晴らしいものを手にしてみたんだ」とサヴィルは2005年のMojoマガジンのインタビューに語っている。「ドラムのスティーブ・モリスが『フロッピーディスクだよ、見たことない?』と言ったんだ」

「僕はフロッピーディスクを見ながら、『ブルー・マンデーを聞きながらロンドンまで戻っていい?』と尋ねた。バンドの新しい方向性とフロッピーディスクの間に、なんだか本質的な関係性を見た気がしたんだ」

「M1(ロンドンまで続く高速道路)を下りる頃には、ブルー・マンデーのジャケットはフロッピーディスクに決まりだと思ったね」

そしてシングルのカバーは生まれた。実際は5インチのフロッピーディスクは12インチサイズのカードに加工され、銀色のインナースリーブが入り、フロッピーディスクと全く同じ位置に穴が開けられた。

しかし、右側のカラーブロックは何を意味しているのだろう。ただの飾りに過ぎないのだろうか?

 

答えはノーだ。サヴィルは、「ブルー・マンデー」とその収録アルバムである「権力の美学」のスリーブとの間に、何らかの繋がりを持たせたかった。「権力の美学」のジャケットは1890年代の絵画、アンリ・ファンタン=ラトゥールの「籠いっぱいの薔薇」をフィーチャーしたものだ。

サヴィルはこの絵画を構成する色彩を細かく取り出し、アルバムの裏面に「カラー・ホイール」を作り出した。

サヴィルはこう語る「色でアルファベットを表現するアイディアは、フロッピーディスクはコード変換された情報が入っていることから思いついた。タイトルをコード変換してみてはどうかと思って。それでアルファベットを色彩のコードに変換したんだ」

しかし、これが「ブルー・マンデー」とどう関係あるのだろう?

カラー・ホイールには26色が使用されている。1つ1つの色がアルファベットを表現しているのである。最初の9色は数字。

New Order Colour Wheel

よって、ブルー・マンデーの表面・背面にある各ブロックの色を文字に読み換えると、シングルのタイトル、B面のタイトル、バンドの名前が読み取れることになる。

 

表面はこうだ。

 

F A C 73

B L U E

M O N D A Y

A N D

 

フリップ部分は

T H E

B E A C H

N E W

O R D E R

 

しかし、コストの面でちょっとしたいたずらが起こった。特色使い、シングルスリーブの穴と言った特殊加工が多額になってしまったのだ。これが噂になり―――映画「24アワーズパーティーピープル」でも語られているように、レコードが売れれば売れるほどレーベルは損をすると言う、ファクトリーレコードの逸話になってしまった。そして、「ブルー・マンデー」が史上最も売れた12インチになるにつれ、ファクトリーはその財産を失うことになったのだ。

サヴィルはこのエピソードが「誇張されている」と考えている。「トニー・ウィルソンはこの『プリントの神話(刷るほど損する)』の大いなるサポーターだった。誰かが売値を見合うようにしろと言ってくると思ったけど、たぶん請求書が来るまで誰もコストを知らなかったんだと思うよ」

 

 

【Words】

impart    ~を知らせる、~を開示する

shenanigan(話)悪ふざけ(通例複数形shenanigans)

exponent  (思想などの)主唱者、主導者、擁護者

 

【Note】

今なら誰かしっかりした人が「初版限定」にするとか策を考えそうですが・・・ファクトリーのメチャクチャぶりは、フッキ―の自伝を読むとよ~くわかります 笑
でもその無茶が、数々の伝説につながって行ったんですね。

 

 

 

Blur : Bank Holiday

youtu.be

 

 

Grandma needs new dentures to eat the crust on pizza

Taken out by her daughter because she thought she oughta

The kids are eating Snickers because they're so delicious

Then there's sticky fingers then mother loses her knickers

カリカリピザを食べるのに 入れ歯を新調したいおばあちゃん 
しょうがないから おばあちゃんを連れてってあげるおばちゃん
うまくてしょうがないから スニッカーズを食べてるお子ちゃま
みんなの指はべったべた ママのパンティはどこ行った

Bank holiday comes six times a year

Days of enjoyment to which everyone cheers

Bank holiday comes with a six pack of beer

And then it's back to work A-G-A-I-N

バンクホリデーは年6回
皆が喜ぶ楽しい日
バンクホリデーはビール6本
そしてまた お・し・ご・と

 

Barbecue is cooking sausages and chicken

The patio is buzzing and neighbours they are looking

John is down a fun pub drinking lots of lager

Girls and boys are on the game and all the high streets look the same

バーベキューって言えばソーセージとチキン
庭がうるさい 隣が見てる 
ジョンはラガーの飲み過ぎで パブで倒れてる
男の子も女の子も みんなでゲーム
どこのハイストリートも同じ

 

Bank holiday comes six times a year

Days of enjoyment to which everyone cheers

Bank holiday comes with a six pack of beer

Then it's back to work A-G-A-I-N

バンクホリデーは年6回
皆が喜ぶ楽しい日
バンクホリデーはビール6本
そしてまた お・し・ご・と

 

Back to work A-G-A-I-N
また お・し・ご・と

 

Bank holiday comes six times a year

Days of enjoyment to which everyone cheers

Bank holiday comes with a six pack of beer

Then it's back to work A-G-A-I-N

バンクホリデーは年6回
皆が喜ぶ楽しい日
バンクホリデーはビール6本
そしてまた お・し・ご・と

 

Bank holiday
バンクホリデー!

 

 

【Words】

knickers  〈英〉女性用下着のパンティー

bank holiday --- 主にイギリスや連合王国の法定休日。1871年に制定された法律によって銀行が休業することから

www.gov.uk

 

【Note】

ゴールデンウィークスペシャル♡
ゴールデンウィークのような大型連休はおろか、連休自体が年6回しかないなんて、意外と英国人は働き者なんですね!

 

やけくそ気味なパンキッシュサウンドと、ダジャレの効いた歌詞のおかげで、仕事始まりに聴くと軽快な気持ちになれる!・・・かも 笑 

【おまけ】

www.dailymail.co.uk

今週末のバンクホリデーに向けて掲載されたこの記事によりますと、

・英国には51,000軒あまりのパブがある
・1平方マイル当たりのパブの軒数が一番多いのは、ポーツマス。2位はリバプール、3位はブリストル
・ロンドンで最もパブが集中しているのはシティ
だそう

 

 

 

Electronic : When She's Gone

youtu.be

 

I'm shaking like a leaf on a tree
Do you understand, will you come with me?
Don't make a sound, don't even breathe
They'll understand, why don't we leave?

僕は木に揺れる一枚の葉のよう
わかるかい?君は一緒に来てくれるかな
音を立てないで 息さえ飲むようにして
僕らがどうして去るのか 皆分かってくれるだろう

We can steal a ride on a bus
Drive down a road all covered in dust
Head north by northwest 'til we reach the coast
We'll find an address that don't get the post

バスに無賃乗車して
埃舞う道をひたすら走る
北へ向かって北西方向へ進めば その先は海岸
郵便物さえ届かない場所へ到着するだろう

When she's gone
Even though she won't be long
It just tears my world apart
Puts a hole right through my heart

彼女が去る時
それは間もなく訪れるだろう
僕の世界を真っ二つに引き裂いて
心にぽっかりと穴を開けるんだ

She let me see her new tattoo
It was my name written in blue
A mark of pain across her chest
I was the lover on her breast

新しいタトゥーを見せてくれた君
青い字で刻まれた僕の名前
君の胸に横切る痛みの跡
僕は君の胸に住む 恋人だったんだ

So come with me and don't be afraid
We could be free out of the shade
Your life has begun, come on lets run
Over the ground in an air raid
We've got the gun, don't be afraid

だから一緒においで 怖がらずに
影から逃れてきっと自由になれるだろう
君の人生が始まったんだ さあ一緒に走ろう
周囲一面は空爆だけど
銃だってある だから怖がらないで

Only when this girl has gone
Will I know if I am wrong
Who would choose a life of one?
I can't carry on when she's gone

この子がいなくなったら
僕が間違っていたと悟るのだろうか
1人きりの人生なんて 誰が選べるもんか
彼女なくてはやって行けないよ

Only when this girl has gone
もしこの子がいなくなったら・・・

 

 

【Words】

air raid  空襲、空爆 

 

【Note】
女性コーラスが美しい導入部。不思議なユートピア感のあるリフ。いずれも切なく刹那的で、かけがえのない存在である彼女がもし自分の元を去ってしまったら・・・と、高揚感の中でふとした瞬間に訪れる儚さを印象づけているようです。
大好きな一曲。

 

Electronic : Vivid

youtu.be

 

 

My imagination wants to see
The vivid colours of reality
There's a place out there beyond my grasp
A revolution in a looking glass

想像力を働かせて
現実の鮮やかな色合いを目に焼き付けたい
僕の理解を越えた場所があるから 
鏡の中の革命とでもいうべきものが


I've got to get this problem off my chest
I'm sick and tired of being second best
I'll rearrange my credibility
A fund raiser for a restless sea

この心の重荷を取り払いたい
もう二番目でいるのはごめんだしうんざりだ
変化の荒波にもまれても
資金を集めるためなら
きっと信頼を立て直して見せよう


Don't ever doubt me
What's come over you
Won't you forgive me
What are you gonna do?
Don't ever doubt me
What's come over you
Won't you forgive me
What are you gonna do
What will you do

僕を疑わないで
何が起こったの?
許してはくれないの?
どうしようというの?
僕を疑わないで
何が起こったの?
許してはくれないの?
どうしようというの?
どうしたいの?

I can't contain what's inside my head
I'm losing words that I must have read
Do you remember the time we spent
It seems that we were the main event

僕の頭の中がどうなっているのかもうわからない 
読んだはずの文章すら忘れかけてる
一緒に過ごした時間思い出せる?
大切なイベントだったはずなのに


Have you a reason to behave like this
Maybe you need a psychoanalyst?
If you keep pushing me out of the door
For sure
You'll never see me again

こんな仕打ちをする理由ってある?
精神分析医を呼んだ方がよいかもね
僕をこれ以上外へ押し出そうとするなら
もうきっと
君の元へ姿を現すことはないよ


No one to talk to
What am I gonna do
You're never there
Right when I need you
Give me a cause
Give me a reason
For your applause
I'll commit treason

話しかける相手もいない
僕は何をしようとしているんだろう
まさに必要な時に限って
君はそこにいないのに
原因を教えてくれ
理由を教えてくれ
君に喝采を浴びるためなら
裏切りさえもやってのけるよ

 

And in my mind I know I'm right
It's the same thing every night
You're not to blame so don't you cry
You don't need me so hurt my pride

頭の中では自分が正しいって分かってる
毎晩同じさ
君が悪いんじゃない だから泣かないで
僕なんて不要な存在だから 君は傷つけたんだろ 


In all that time I know we tried
Line by line and side by side
And still I pray that we'll get by
But it don't seem real and I don't know why

あの頃ずっと 努力してたよね
一緒に力を合わせて
僕はまだ祈り続けてる 何とかやって行けるって
でも現実的には思えない
何故かはわからないけど


And in my mind I know I'm right
It's the same thing every night
You're not to blame so don't you cry
You don't need me so hurt my pride

頭の中では自分が正しいって分かってる
毎晩同じさ
君が悪いんじゃない だから泣かないで
僕なんて不要な存在だから 君は傷つけたんだろ  


And in my mind I know I'm right
It's the same thing every night
Why do you cry you're not to blame
When will you change this sad refrain

頭の中では自分が正しいって分かってる
毎晩同じさ
なぜ泣くの? 悪いのは君じゃないのに
この悲しすぎるリフレインをいつ変えるの? 


This sad refrain
Oh when will you change this sad refrain
この悲しいリフレインを
この悲しいリフレインをいつ変えるんだろう

 

 

(C) Bernard (gb 2) Sumner / Johnny Marr
© Warner/Chappell Music, Inc, BMG Rights Management US, LLC

 

 

【Words】

contain  (感情などを)抑える、抑制する

treason   1. 反逆 2. 裏切り、背信

line by line   詳細に

side by side (人や集団が)助け合って、協力して

 

 

【Note】

Electronicの中でも、大好きな3作目 "Twisted Tenderness" からしばらく訳して行きます。カメラ目線でハモニカを吹きまくっているPVのジョニーに、ファンでなくてもドキドキしてしまうこと間違いなし。笑


この3作目の魅力は、とにかくジョニーの魅力が炸裂している点に尽きると思います。爆走ギター、泣きメロ、バキバキの打ち込みと言う、私にとっての三種の神器(しかしなかなか両立しない要素でもある)が備わっている奇跡のユニットの奇跡の一枚です。
特に、この "Vivid" のUK版B面に収録された、インストの "radiation" がとにかくカッコイイ!!!!!バーニーのセンスと、ジョニーのギタープレイが満喫できます。

 

fundraiserのくだりが良く分からなかったので、曲の解説記事がないか探してみましたが見当たらず・・・何か発見したら更新して行きます。