Sarah's Diary

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2013.1.23 : バーナード・サムナー語る「ピーター・フックがいなくてハッピーだよ」

www.theguardian.com

 

「元ベーシストがセレブDJ業に精を出し過ぎたせいで、ニュー・オーダーの前作は完成しなかった」とボーカルは語る

 

バーナード・サムナーとピーター・フックの終わりなき戦いが続いているが、「元ベーシストがセレブDJ業に精を出し過ぎたせいで、ニュー・オーダーの前作は完成しなかった。他のバンドメンバーは皆記念すべき10作目のスタジオアルバムに向けて曲作りに取り組んでいたのに、彼は『セレブDJサーキット』で世界中を飛び回っていたんだ」とサムナーは語る。

 

ボーカルでありギタリストのサムナーによれば、2005年に「ウェイティング・フォー・ザ・サイレンズコール」をリリースして以来、ニュー・オーダーは依然として危機的状況にあった。サムナーや他のバンドメンバーのフックに対する敬意は薄れ、2001年頃フックがハシエンダ登録商標権を得た後も、問題は深刻化して行った。バンドメンバーとの関係性は、フックがアルコール中毒となり、リハビリ入院している間も改善することはなかった。

 

「リハビリを終えて退院して来ると、彼の人間性はさらに悪化していた。僕が思うに」とサムナー。「南アメリカのツアーに出ていた際、彼は本当にキレやすかった。本当にDJサーキットにどっぷりハマってたんだ。映画『コントロール』向けの音楽に取り組んでいた時で、監督のアントン・コービンは、アンビエントで穏やかな音楽を希望していた。フックに『お願いだから、もう少し静かにしていてくれないか』と話すと、奴は言ったんだ『それは無理だ。俺はDJなんだ』と。

 

ニュー・オーダーはアルバムを「完成させると期待されていた」とサムナーは語る。後に「ロスト・サイレンズ」に収録された7曲はその時点で完成しており、「あと3曲でアルバムを完成させる予定だった」が、フックの答えは「無理だ。俺はDJで忙しいから」だった。

 

2008年にニュー・オーダーを脱退する前から、フックはDJ業をこう評していた「自分にとって一番の資産であり商売」。「酔っぱらう喜びが薄れてくると、DJをやっている時が本当に楽しくて仕方ないんだ」とフックはAbout.comのインタビューに答えている。「バンドにいるのとはまるで違って、DJでいる時は自分自身でいられる・・・言い合いする必要もないしね」

 

ニュー・オーダーが「ロスト・サイレンズ」をリリースして以来、フックは昔のバンドメンバーに対して「リリースを妨害した」と度々訴えている。2011年には「どうしてそんなに時間がかかるのか理解できない」「いつだって何か始めようとすると、俺は言い負かされるんだ」と話し、56歳になった今は、ジョイ・ディヴィジョンの回想と、ニュー・オーダーの最初の2作を演奏するツアーを開始している。

 

「彼が幸せなことを祈るばかりだよ、自分の人生に集中してくれればいいと思う」とサムナーは語る。「僕らはハッピーになったよ、間違いなく」

 

 

【Words】

row(名)口論、口げんか、騒ぎ、騒動

get pissed(卑俗)酔っぱらう - get pissed (off)